デカルトの密室 (新潮文庫 せ 9-6) | Excite エキサイト ブックス > 書籍情報
瀬名秀明「デカルトの密室」読了。
ロボットに知能が持てるのかという問いかけから始まって、では人間の知能とは何なのか?、そもそも知能とは何か?に行き着く物語。
非常に知的で良く出来ている。が、誰が何について話しているのかわざわざ分かりにくく書いているので、なかなか読み取りづらい。
結論を”物語”に持っていくあたりは「八月の博物館」と同じく、研究者から作家に転進した著者の想いによるものだろう。「物語」には底知れぬ力があるという考え方は読書人として好ましく思う。