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地下鉄風

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カテゴリ:ほん( 479 )

お笑いを私小説文学で語る

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又吉直樹「火花」読了。

お笑い芸人だからこそ描ける、お笑いと芸人像。芸術家と職業、天才と凡才、プライドと生活といった葛藤をテーマに想いを吐露して芥川賞。

いいんじゃないですか?凄いとまでは言わないまでも、なかなか熱い話聞いたな、ってな気分になるし。

その後のピースや綾部の迷走?がちらつく、タレント本要素もあるが、これはこれで立派な佳作ですな。

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by aikiki2001 | 2017-04-10 00:25 | ほん | Trackback | Comments(0)

短く語る技術

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フェルディナンド・フォン・シーラッハ「罪悪」読了。

「犯罪」と同じく、弁護士が語る犯罪者、容疑者の実話風話。

短編の他、ショートショートくらいの小話が続き、全体としても短いが、印象的で多彩。質が高い。

もっと量産してくれても付いていきます。

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by aikiki2001 | 2017-04-07 17:10 | ほん | Trackback | Comments(0)

エリスンってまだ現役ですって!

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ハーラン・エリスン「死の鳥」読了。

日本版オリジナル短編集。半分くらいは再読だが、全部忘れてた。そして、半分くらいは何のこっちゃ分からんまま読み終る。

でも分かるものはカッコいい。「俺には口がない、それでも俺は叫ぶ」なんて、無茶苦茶なタイトルだが、その状況が具現化されて、そのどうしようもない感覚が語られるのだよ。スゴいじゃない!

改めてエリスンすげーな、と思った次第だが、まだ現役作家で新作も書いてるとの事。ぜひエヴァとセカチューのパクりに一言物申して頂きたい。

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by aikiki2001 | 2017-03-11 18:11 | ほん | Trackback | Comments(0)

釣忍

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遠田潤子「雪の鉄樹」読了。

庭師が婆さんに虐げられながらも、懸命に両親のいない少年に尽くす日々。中盤で過去の経緯が語られ、秘密を知った少年が暴走し、…ってなお話。

構成も良くできているが、場面場面の熱いドラマが見事。それぞれの人物の真意が最後に見えてきて決着するラストは実に良いです。

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by aikiki2001 | 2017-03-04 10:59 | ほん | Trackback | Comments(0)

落語系ショートショート

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カミ「ルーフォック・オルメスの冒険」読了。

ホームズのパロディの一種だが、もはや原型をとどめていないバカミス。

デキはばらばらながら、短く終るのはよいやね。
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by aikiki2001 | 2017-02-26 19:31 | ほん | Trackback | Comments(0)

味で語ってみる

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山本弘「幽霊なんて怖くない」読了。

ビブリオバトル部第2段。ブックガイドプラス部活動ドラマは安定感があり、何杯でもいけそうだが、新味には乏しい。

第1段と同じく、やっぱSF本のところが一番美味しい所だなあ。

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by aikiki2001 | 2017-02-22 19:41 | ほん | Trackback | Comments(0)

ライフイズビューティフル的な

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マット・ヘイグ「今日から地球人」読了。

命令を受け大学教授を乗っ取った宇宙人のドタバタ劇。

だんだん地球人に慣れて、考えも変わっていく、というプロットだが、笑いから感動へと繋がる素敵なお話に仕上がってる。

いかにも類型がありそうだが、それでも価値ある秀作ですな。人間バンザイ!

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by aikiki2001 | 2017-02-13 19:41 | ほん | Trackback | Comments(0)

探偵職人

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若竹七海「静かな炎天」読了。

小味だが切れの良い短編集。不幸体質がお約束なシリーズだが、ぶつぶつ言いつつ、きっちり仕事するキャラの完成度は高い。


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by aikiki2001 | 2017-02-05 16:39 | ほん | Trackback | Comments(0)

悲劇に悲劇を重ねる

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ピエール・ルメートル「傷だらけのカミーユ」読了。

シリーズ前2作に比べると、少し薄味な気はするが、やっぱり終盤のドキドキ感は健在。

ちょっと可哀想すぎるわなぁ。もっと読みたいが、これより後日の話は求めるのは酷な気がする。

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by aikiki2001 | 2017-01-29 09:48 | ほん | Trackback | Comments(0)

不滅の…

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ジェーン・オースティン「自負と偏見」読了。

DVDで見た映画「プライドと偏見」がなかなかに良かったので、原作を読んでみた次第だが、原作もなかなかのもの。

映画より細かくネチネチとした感じだが、退屈しない。

時代背景が全く変わっても、人間の性質は変わらず、人間を的確に描いてれば、いつ読んでも共感できるものなのでしょうな。

そこらへんの名作とされる文学より、このエンタメ恋愛小説の方が不滅感を感じます。

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by aikiki2001 | 2017-01-19 22:55 | ほん | Trackback | Comments(0)