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地下鉄風

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評論家、法月綸太郎

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法月綸太郎「名探偵はなぜ時代から逃れられないのか」読了。

哲学用語頻出の深いものから、軽い解説までを詰め込んだ評論集。深い考察に納得させられる箇所もあるが、物語の読み方としてそんなふうに読んで楽しいのだろうかという疑問がわいてくる。

好きな話は分析したくなるという事なのだろうが、これから読もうという人にガイドブックとなるような本ではない。ディープなミステリファンかつ文学好きのみが読む本だろう。

ただ、山田風太郎と岡嶋二人は久しぶりに読んでみようかという気になった。
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by aikiki2001 | 2007-01-28 22:46 | ほん | Trackback | Comments(0)

優勝LISA

おうちはBEAT SPACE NINEな夜

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m-floのDVD「Tour 2005 BEAT SPACE NINE at 日本武道館」を見る。

「come again」「How you like me now?」「the Love Bug」の3曲はよく聞いたけど、それ以外はほとんど聞いていない。今回、買ってみようと思ったのは「let go」があまりに素晴らしい事に今頃気付いたからである。

動くyoshikaを初めて見た、というのもあるけど、それよりm-floって面白いじゃん。多分、CD聞いても一部の曲以外は退屈するだろうけど、このステージの映像は魅力的である。ゲスト全員が力のあるヴォーカリストだと思うが、優勝はやっぱLISAかな?この貫禄には誰もかなわない。
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by aikiki2001 | 2007-01-26 21:10 | おんがく | Trackback | Comments(0)

人間はやっぱり善き者なのだ

あかんべえ

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宮部みゆき「あかんべえ」読了。

良い親子の所に心のねじまがった人々が集まってきてちょっと辛い。お化けも集まって勧善懲悪ファンタジーでめでたしめでたし。

…という感想では作者に失礼。話の枠組みはそのとおりだが、人間の心を深く掘り下げる視点と人間はやっぱり善き者なのだという信念、そして芯のしっかりした主人公の造形はそこいらの作家には真似できない高みにあると思う。

そのあたりの感想は解説で菊池秀行が余す所なく書いちゃってるので、付け加える事は無い。むしろ、菊池秀行に誘導されてしまってる気もする。

途中、ややだれるので、宮部みゆきの中では中くらいの出来という気もする。
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by aikiki2001 | 2007-01-24 21:50 | ほん | Trackback | Comments(0)

テツ&館

『月館の殺人』

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佐々木倫子・綾辻行人「月館の殺人」読了。

とんでもない建物で結構いっぱい死ぬ…という部分では「館シリーズ」の基本線を踏襲しているのだが、ミステリとしては思ったよりずっとあっさりしてた。

ややこしい理屈をこね回すような話じゃなく、鉄道マニア方面のギャグマンガ、つまりは「鉄子の旅」の番外編みたいな感じ。

実際、編集者は共通してるみたいだし。
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by aikiki2001 | 2007-01-14 19:26 | まんが | Trackback | Comments(0)

数学SFの最高傑作?「ルミナス」

ひとりっ子

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グレッグ・イーガン「ひとりっ子」読了。

待ってました、の日本オリジナル短編集第三弾。
現代数学や現代物理の成果を背景に、人間の心を題材としてエンターテイメント作品に仕上げる職人の技は健在。

真に”新しい”SFを書ける数少ない作家だろうと思う。
だが、本作はエンターテイメントとしてはややハードルが高いように思う。楽しむ前に話に入れるかどうかがギリギリのところ。

心とはあんまり関係ないが、数学の訳の分からない部分を物語にしてしまった「ルミナス」って短編は文句無く素晴らしい。美しい。いやー、やっぱSFええわ。これだからやめられんわ、という短編。
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by aikiki2001 | 2007-01-11 22:57 | ほん | Trackback | Comments(0)

吉田戦車本流

このマンガがすごい!

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吉田戦車「殴るぞ⑪」読了。これが最終巻。

吉田戦車は大好きだ。単発物も良いし、エッセイだってうまい。「エハイク」みたいな企画モノも捨てがたい。でもやっぱ吉田戦車といえば「伝染るんです」だろう。

歴史と伝統ある不条理マンガ?を下手ウマの絵と脱力キャラクターを生かして陽的な作品に転換した革命的傑作、という評価は全く私的なものだが、新しい笑いを作ったのは間違いない!…と思う。

「殴るぞ」は言わば、その正嫡。吉田戦車本流。もはや「伝染るんです」の衝撃など何処にも無く、全く安心して読める。だからといって毒が抜けている訳ではない。単に慣れちゃっただけである。吉田戦車はもっと褒められてしかるべき!…と思う。
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by aikiki2001 | 2007-01-09 22:38 | まんが | Trackback | Comments(2)

リアル59歳

魂萌え

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桐野夏生「魂萌え!」読了。

平凡な初老の主婦が、夫の急逝にはじまる数々の試練に立ち向かう中年成長小説?かな。

遺産争いとか愛人騒動とかあるとは言え、最初の方は、まるで清水義範の「新築物語」とか読んでるかのようなおだやかな印象を受けた。こんなのも書くのかという驚きがあったのだが、読み進めるとやっぱり桐野は桐野だなあと思う。

年代は全然違うのに、否応無く主人公に引き込まれ辛さを味わされる。やはりリアルさとリーダビリティーの高さは非凡。甘ったるいハッピーエンドに収めもしないが、悲惨な地点に突き放す訳でもない。このバランス感覚は支持したい。

でも、最後の下りは「阿修羅のごとく」だよね?これはいらないと思う。
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by aikiki2001 | 2007-01-08 10:05 | ほん | Trackback | Comments(0)

予選7級リーグ45番の決意

24名人戦

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将棋倶楽部24名人戦開幕。

最近、対局数はめっきり減っているにもかかわらず、60人リーグに登録してしまった。

予選7級リーグ45番。
5割くらい勝てればいいが、大連敗しちゃいそうで不安。

とにかく負けても負けても指しまくるつもり。
では、行ってきます。
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by aikiki2001 | 2007-01-05 20:48 | しょうぎ | Trackback(1) | Comments(0)

地域活性化のための戦争

『となり町戦争』(三崎亜記 集英社文庫)

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三崎亜記「となり町戦争」読了。

現代の戦争はテレビゲームのようで実感の無いもの、と言われる所を進めて、公共事業の一環として地域活性化のためにとなり町と戦争するという設定。

パロディーというかブラックユーモアではあるが、戦争の本質にせまってゆくシリアスなドラマとも言えるちょっと不思議な作品。

ただ、せまっているのは戦争ではなく、身近な人が死んでしまうという部分だろうと思う。
北野勇作のような村上春樹のような伊坂幸太郎のような優しいタッチでなかなか良い。
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by aikiki2001 | 2007-01-04 15:40 | ほん | Trackback | Comments(0)

年始おりがみ

折り紙のコマ。。。

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今年もよろしくお願いいたします。
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by aikiki2001 | 2007-01-04 15:23 | くるぶし | Trackback | Comments(0)