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地下鉄風

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KAGEROUを少し褒める

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齋藤智裕「KAGEROU」読了。

文章が上手くは無いがダメでも無い。生き死にの話だと、どうもあざとい、うさんくさいという先入観で読んでしまうが、自殺にまつわる蘊蓄とかなかなか読ませる。

浅いといえば浅いが、タレント本にしては上出来かもしれない。
グイっと成長して、乙一のような奇想胸キュン小説家にならないかな。無理かな。
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by aikiki2001 | 2010-12-30 11:11 | ほん | Trackback | Comments(0)

宮部少年像の極み

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宮部みゆき「小暮写眞館」読了。

心霊写真風の不思議写真にまつわる謎を解く高校生の素人探偵、という形ではあるが、もはやミステリなんてどうでもよいくらいの普通小説である。

結構重たい家族の問題が徐々に核心に迫ってゆくと同時に、元から立派な少年がさらに成長してゆく姿に、えらいなあと感心させられる。

ミステリと児童小説という別ジャンルながら、「バッテリー」に似てるように思う。同じくらい価値のある秀作である。
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by aikiki2001 | 2010-12-30 00:45 | ほん | Trackback | Comments(0)

馬連で正解

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有馬記念馬連的中!

応援してるのはペルーサだったけど、やっぱり勝つのはブエナビスタだろうし、展開的にはヴィクトワールピサ有利と考えた次第。

ペルーサの素晴らしいスタートには期待させられたが、超スローペースがピサにぴったりはまる。それをぎりぎりまで追い込んだブエナビスタには毎回の事ながら感心させられる。だが、同時に運が悪いのか、あまりにも取りこぼしが多すぎのようにも思う。

同じメンバーで来年も何度も戦う事になろうが、ぜひワールドカップや凱旋門に3,4頭押し込んでビッグタイトルを取ってきてほしいと思う。
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by aikiki2001 | 2010-12-26 20:20 | すぽーつ | Trackback | Comments(0)

便利なボンベ

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BD「ノーカントリー」を見る。

殺人鬼と追われる者と保安官とくれば、だいたいこんなふうにおさまるかなと思ってみてると驚かされる。
ホラー映画にある展開、とも違う。びっくりである。

映像の美しさもあるが、何より殺人鬼のキャラクターが秀逸。狂ってるとか異常に頭が良いとかでもない、独特の行動原理とその風貌。強烈である。

しかし、ラストのお話がよく分からない。考えさせられるが、結局分かるようで分からない不安を与えるってな事かな?
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by aikiki2001 | 2010-12-26 08:49 | くるぶし | Trackback | Comments(0)

平行宇宙

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ガーネットクロウのアルバム「parallel universe」を聴く。

「The Crack-up」が良い。サビの美しく漂い繰り返すメロディが良い。これがあるから、止められんと思う。

あとは「As the Dew」「空に花火」がいける。

近作ではなかなか良い方ではないかと思う。
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by aikiki2001 | 2010-12-23 11:28 | おんがく | Trackback | Comments(0)

人生浮き沈み

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池上永一「テンペスト」読了。

琉球王国末期を舞台にした波乱万丈の一代記。

最初から最後まで楽しいキャラ立ちまくりの物語。
真牛とか徐丁垓といった怪物キャラの暴れっぷりは著者ならではのモノ。
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by aikiki2001 | 2010-12-18 19:57 | ほん | Trackback | Comments(0)

あとは全自動

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Eye-fiコネクトX2を買った。

デジカメから無線LANで自動的にPCにデータ転送できるSDカード。

部屋の中で撮影すると、撮ったそばからどんどん転送されていくさまが痛快。

そのうち標準でデジカメ本体の機能となると思われるが、これは良い買い物。
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by aikiki2001 | 2010-12-16 21:34 | かいもの | Trackback | Comments(0)

人間的な、あまりに人間的な

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フリードリヒ・ニーチェ「超訳ニーチェの言葉」読了。

哲学書の断片を切り取って並べるなど、著者に対する冒涜でしかない。
…なんて批判は当然あるだろうけど、多分、これはナイス企画でナイス編集だと思う。

気持ちよくさらっと読んでなんか得したような気分。

一日の終わりに反省しない、疲れたらたっぷり眠れ、とか良いやね。
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by aikiki2001 | 2010-12-11 21:52 | ほん | Trackback | Comments(0)

機関車トーマスってどんな話?

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伊坂幸太郎「マリアビートル」読了。

東北新幹線内で行われる戦い。結構な人が死んでしまう点はあんまり好きじゃないが、いつもどおりに小話が冴える。

このこじゃれた語りは著者ならではの美点。あとは、もう少し単純な筋にしてくれたらなと思う。

あと、今回はあっさり仙台を素通り。こんな事は初めてでは?
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by aikiki2001 | 2010-12-07 22:19 | ほん | Trackback | Comments(0)

史上最良の羽生論

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梅田望夫「どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?」読了。

いかにも素人がしそうな問いかけで、渡辺や久保や佐藤康光だって強いぞって語りたくなるが、実績を挙げれば、羽生が圧倒的なのは一目瞭然。改めて、当然の問いかけに向き合わされるのである。

答えは総合力としか言いようがないし、本書の結論もそこに辿りつくのだが、羽生を相手とする棋士の悩みの深さは深刻である。

そのあたり、羽生と羽生に立ち向かう棋士の姿をタイトル戦の一局面に集約して語る見事な将棋論である。

棋士でも観戦記者でもない、将棋ファンがここまで深く描けるってのは驚異的。

前作を上回って、棋士論としてはベストかもしれん。河口俊彦をも凌駕していると思う。
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by aikiki2001 | 2010-12-06 00:07 | ほん | Trackback | Comments(0)