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地下鉄風

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別視点なら捻りなさい

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上田秀人「天主信長<表><裏>」読了。

本能寺の変に新解釈を与える信長伝。
信長視点の<表>に対し、黒田官兵衛視点の<裏>を並べる試み。

メインアイデアは斬新だし、すいすいと読める面白本である。だが、裏表の仕掛けはやや微妙。官兵衛で補って厚みを増している、という要素はあるが、後半は同じ話の繰り返しになってしまうので、ドキドキ感に欠ける。

裏も面白く読めるが、どうせやるなら、もう一捻りほしいところ。
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by aikiki2001 | 2015-03-31 22:42 | ほん | Trackback | Comments(0)

東村アキコはハンパない

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東村アキコ「かくかくしかじか」読了。

著者が美大進学~漫画家に至る過程に、強烈な先生がいた、という自伝マンガ。
終始先生に過去を語りかける、といった描き方から、ラストは思い浮かぶし、実際そのとおりなのだが、それでも感動してしまう。

著者のような強烈な個性を生む裏には、強烈な体験が有るという事なのですなあ。ただ、強烈なギャグセンスと普通の人間としてのバランス感覚は、自分自身で作ったもの、なのだと思う。いくらか父健一の影響はあるのだろうが。

東村アキコは普通じゃない。ものすごい才能かつ努力の結晶なのである。
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by aikiki2001 | 2015-03-30 20:41 | まんが | Trackback | Comments(0)

素晴らしい!

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アナと雪の女王完全制覇!
また新しい面が追加されるだろうが、最新まで追いついたのはなかなかだろう。

まあ、少々詰まっても、毎日やってりゃ終わるゲームだわな。
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by aikiki2001 | 2015-03-19 21:55 | げーむ | Trackback | Comments(0)

リアルのリアルのリアルの

徳島港からフェリーに乗って和歌山に向かう。
フェリーは2時間少々なので、結構近いという印象。

目的は友ヶ島だったが、13時のフェリーが満席との事で急遽市内観光に変更。
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和歌山城は結構大きく立派。


和歌山ラーメンを食べたあと、紀三井寺という選択が普通かと思ったが、近くに面白い建物の形が見えた和歌山県立近代美術館に行ってみた。


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これが意外な収穫。美術家5人が自作の前で語るという企画をやっていたのだが、なかなかに面白かった。
写真は真ん中のお姉さんの作品だが、作り方を延々と語った後、全体の感想としては、何が何だか訳分からん、との事。作品もさることながら、キャラクターはテレビタレントでも成功しそうな不思議ちゃん、という印象。


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あと、白ルンバの群れとか。
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by aikiki2001 | 2015-03-15 11:13 | くるぶし | Trackback | Comments(0)

独白モノの傑作短編

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連城三紀彦「連城三紀彦レジェンド」読了。

連城三紀彦の短編アンソロジー。

これが非常にレベルが高くて感心する。先日読んだ「桔梗の宿」の他に、「眼の中の現場」とか動機の設定が相当凝ってて引き込まれる。鮮やかに騙される。

中でも「母の手紙」は凄い。たった20ページの1ネタなのだが、そんなのアリ?ってな奇抜なネタに母親の愛を重ねあわせる傑作。

綾辻ー伊坂の連城愛を語る対談も◯
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by aikiki2001 | 2015-03-15 10:42 | ほん | Trackback | Comments(0)

健康な残りの生

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葉室麟「蜩ノ記」読了。

冤罪なのに十年後の切腹を命じられた武士と周りの人々を描く時代小説。

淡々と残りの命を生きる精神性の高さに周りの人々まで浄化されてゆく爽やかなお話。

人物描写の筆力もさることながら、これは設定決めた時点で半分成功、という気がする。確定死刑囚と武士は相性バツグン、という発見である。
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by aikiki2001 | 2015-03-07 22:33 | ほん | Trackback | Comments(0)

美しいミステリ

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連城三紀彦「戻り川心中」読了。

情念渦巻く犯罪者の心理を名文で描き上げる短編集。文章も上手いが、動機の設定、意外性が非凡。

わざわざそんなめんどくさい事するか?とツッコミを入れられがちなゴリゴリのトリックを自然な文学へと昇華させる技量。

ちょっと真似のできない贅沢な短編集。なるほどの傑作。
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by aikiki2001 | 2015-03-01 21:11 | ほん | Trackback | Comments(0)