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地下鉄風

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カテゴリ:ほん( 502 )

プロローグ

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円城塔「プロローグ」読了。

文章自体が自分である文章について言及する話と、作者自身のエッセイ風文章実験と、博物学的な世界旅行を混ぜ混んだ、何とも言えないお話。

知的な刺激があるお話だが、ちょっと理解が届かない所もあり、やや微妙な読後感。


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by aikiki2001 | 2018-05-19 15:44 | ほん | Trackback | Comments(0)

真摯

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高田郁「出世花」読了。

江戸時代の湯灌場という渋いテーマだが、しっかりとした人間ドラマを描いた秀作。

高田郁にはハズレが無いですな。


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by aikiki2001 | 2018-05-09 23:26 | ほん | Trackback | Comments(0)

2

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野崎まど「2」読了。

何も繋がりはないが、キャラ設定と不思議感が共通した一連のシリーズを、あたかも最初から計画化していた伏線であったかのように回収する最終話「2」。

そういうミステリ的な組み立ての面白さはあるが、本質はやはりライトノベルSFの軽くぶっとんだ感にあるのだろう。

手放しで誉めるには何か足りない気もするが、間違いなく、凄いことやってます。


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by aikiki2001 | 2018-04-27 08:32 | ほん | Trackback | Comments(0)

涙香伝とパズル部分は傑作

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竹本健治「涙香迷宮」読了。

言葉遊びの極限みたいな作品。パズルとしてはものすごい労作だし、部分的には面白いが、小説としてはイマイチだと思う。


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by aikiki2001 | 2018-04-10 22:24 | ほん | Trackback | Comments(0)

そういうの、

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野崎まど「小説家の作り方」読了。

ライトノベルらしい、ふわっとしたお話を最後に2回くらいひねって落とす。

この一連の小説の手口は基本的に全部同じ。

でもそういうの好き。


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by aikiki2001 | 2018-03-23 08:45 | ほん | Trackback | Comments(0)

今村昌弘「屍人荘の殺...

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今村昌弘「屍人荘の殺人」読了。

新本格の初期作品っぽい若者像が鼻につく。ホラー映画的展開もあまり好みとは言えないが、サスペンスの盛り上げは楽しませる。

これで、一発大技で終わるのだと思ったら、違った。よく練り上げられた良トリックのミステリでした。


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by aikiki2001 | 2018-03-08 06:59 | ほん | Trackback | Comments(0)

カズレーザー本

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眉村卓「妻に捧げた1778話」読了。

余命短い妻のために、毎日ショートショートを創作して読ませるという愛の形。しかもその数1778とアラビアンナイトを軽く越える数。

抜粋されたショートショートは別にその状況を意識させないで楽しめるが、それよりもエッセイ部分が良い。

最終回もすごいが、その前のお話も染みる。


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by aikiki2001 | 2018-01-28 12:03 | ほん | Trackback | Comments(0)

美しい復讐

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山本周五郎「五瓣の椿」読了。

ウールリッチの黒衣の花嫁が元ネタ、という所で買ってから20年越しの読了。

もはやどのくらいウールリッチに近いのか分からないが、これはこれでサスペンスの秀作。

ウールリッチも山本周五郎も筋立てよりも美文で雰囲気を読ませる作家なんでしょね。

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by aikiki2001 | 2018-01-10 22:08 | ほん | Trackback | Comments(0)

サラバ!

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西加奈子「サラバ!」読了。

主人公と家族、友人たちをめぐる半生記。

ちょっと変わった家族くらいだが、崩壊して再生していくさまを見ているうちに、自分だけ取り残されてしまう絶望、そして発見。

ありふれた展開なのだろうけど、終盤の気づいていく物語は見事である。

自分は自分の人生を人と関わりながら生きていくんだ、という当たり前の事を強く意識させられる。

読書芸人全員が褒めちぎるのも当然と思える傑作。著者の中でも頭ひとつ抜けた小説だと思う。

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by aikiki2001 | 2018-01-04 10:10 | ほん | Trackback | Comments(0)

正しいロケットマン

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藤井太洋「オービタル・クラウド」読了。

近未来宇宙SF。

メインとなるアイデアと展開は見事。絵的に美しい。

だが、スパイアクション的な部分は今一つかな。

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by aikiki2001 | 2017-12-17 13:59 | ほん | Trackback | Comments(0)