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地下鉄風

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「まぼろし」について、「Holy ground」について

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ウジウジしてるなぁ、自分。

GARNET CROWの新曲「まぼろし」は、良いと思う。低い所からしっかり立ち上がってゆく感じで、なかなかである。個人的には「夏の幻」より「まぼろし」の方が好きだ。

最近は、シングルよりもカップリング曲の方が当たっていたが、この「Holy ground」のリミックスは頂けない。「Holy ground」のオリジナルバージョンは、GARNET CROWの中でも屈指の名曲だと思うが、このリミックスは、わざわざボーカルに合わない音を付けたみたいな駄作である。原曲の良さをそこねていると思う。

旧曲を使いまわすなら、リミックスよりも岡本ボーカルを持って来い!
# by aikiki2001 | 2006-09-22 20:29 | おんがく | Trackback | Comments(0)

するりと入って印象に残らず

雪沼とその周辺

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堀江敏幸「雪沼とその周辺」読了。

とある片田舎を舞台にした地味な小話が七編の短編集。

文章の感触が良く、するりと入って印象に残らず、軽く読了してしまった。
良い小説だと思うが、今読みたいものでは無い、といった所か?
# by aikiki2001 | 2006-09-19 21:42 | ほん | Trackback | Comments(0)

全然別世界とは言えない

古谷実の生態観察劇場!『わにとかげぎす』

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古谷実「わにとかげぎす①」読了。

妄想癖の激しいやや暗いマイナーな若者をリアルに描く、という毎度おなじみの設定。話が軽い方向に行くのか重い方向に行くのか判らないあたりも毎度おなじみの展開。著者も連載開始時には決めていないのではないかと思う。そのあやうさが一つの魅力になっていると思う。

今回は、主人公が同世代であり、置かれた境遇は違うが、全然別世界とは言えない。妙に共感する部分もあり、身につまされるマンガである。

ヒミズのような悲惨にならなきゃいいなと思う。
# by aikiki2001 | 2006-09-18 13:56 | まんが | Trackback | Comments(0)

良い所でさっと幕を引く

「街の灯」

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DVDで「街の灯」見ました。

よく出来ているなあ、と思いました。
コミカルな動きでサクサク進む展開が良いですね。
ただ、声を出して笑うほど面白いという感覚は無いです。

ラストシーンは素晴らしいと思います。
悲劇にも大甘にもしないで、良い所でさっと幕を引く。
今の映画ではありえない終わり方が新鮮に思いました。

いかにも北村薫が好きそうな感じですね。
# by aikiki2001 | 2006-09-15 22:30 | くるぶし | Trackback(1) | Comments(1)

正しい書評本

9月1日 「文学賞メッタ斬りリターンズ」

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大森望/豊崎由美「文学賞メッタ斬り!リターンズ」読了。

前作以降、2年分の芥川賞・直木賞選考のメッタ斬り+アルファ。あいかわらず、ダメなモノはちゃんとダメと言う正しい書評本である。このまま2年毎に続編が出るのなら、買って読むと思う。

芥川賞・直木賞受賞作読むより、この2人の評価の方がよっぽど信用できるだろうと思うが、本当の所はどうだろうか?ある程度、数読まないと判らないなあ。まず、50代のおっさんのように、文芸春秋買って受賞作と選評を読んでみるのが良いかもしれない。

とりあえず、評価の高い

堀江敏幸「雪沼とその周辺」
町田康「告白」
橋本治「蝶のゆくえ」
宇月原晴明「安徳天皇漂流記」

あたりを読むとするか。
# by aikiki2001 | 2006-09-11 21:29 | ほん | Trackback | Comments(0)